大切な家具を長く使いたい!ウレタン塗装仕上げの家具を補修するには?

大切な家具を長く使いたい!ウレタン塗装仕上げの家具を補修するには?

どれだけ大切に使っていても、家具にはどうしても細かいひっかき傷や凹みができてしまうもの。

お子さんがいるご家庭ではなおさらだ。かと言って、椅子やテーブルとしてまだまだ使えるし、気に入っているので買い替えはしたくない…。

そんな悩みを抱える方に、ぜひ家具の補修を考えてみていただきたい。

今回はウレタン塗装仕上げの家具を補修する方法をご紹介。美しく生まれ変わった家具を、これからも愛用していただきたい。

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家具の表面仕上げの種類とメリットデメリット

家具の表面仕上げの種類とメリットデメリット

家具の表面仕上げにはいくつか種類がある。まずは、代表的な塗装の種類と、それぞれのメリットとデメリットを紹介する。

 

ウレタン塗装

ウレタン塗装は、もともと外壁塗装などで広く使われてきたスタンダードな塗装。主成分はウレタン系樹脂と呼ばれる柔軟性の高い樹脂で、最近では家具にも使われることが増えてきている。

【ウレタン塗装のメリット】

ウレタン塗装のメリットは、密着力の高さにある。樹脂そのものに弾力性、伸縮性があるため、塗装するものの表面にしっかりと密着する。硬化後も表面の艶が保たれ、美しく仕上がる。

【ウレタン塗装のデメリット】

一方で、ウレタン塗装は補修がしにくいのがデメリット。硬化してから、家庭でははがすことができないため、塗り直しや面積の広い補修は自分では難しい。ウレタン塗装仕上げの家具を補修する場合、よほど小さな傷でない限りはプロのリペア業者に依頼することとなる。

 

オイル塗装

オイル塗装で使われるのは、エゴマ油や亜麻仁油などを原料とした油脂性の塗料。木材に塗装した場合、木材の内部組織まで浸透するので、塗膜は薄く、自然な仕上がりになる。

【オイル塗装のメリット】

オイル塗装のメリットは、木の質感をそのまま活かせること。木ならではの凹凸のある質感ややわらかな表情が、塗装によってよりはっきりと浮かび上がってくる。また、天然由来の素材なら体に優しく、小さなお子さんがいる家庭でも安心だ。

【オイル塗装のデメリット】

塗膜が薄いということは、表面の保護の機能は期待できない。傷や凹みがつきにくいという点がデメリットだ。また、水分の増減に弱く、濡れた布巾等を長時間放置したり、急激に乾燥させたりすると、木材の反りや割れを引き起こす可能性がある。

 

ラッカー塗装

ラッカー塗装は、樹脂などの原料を溶剤に溶かした塗料を用いた塗装。溶剤とは主に、アルコールやシンナー等揮発性の高いもののことを言う。塗装・硬化後、溶剤が揮発することによって表面に薄い塗膜を作る。

【ラッカー塗装のメリット】

ラッカー塗装は塗膜が薄いため、素材の質感をそのまま残すことができる。表面はなめらかで高級感があるため、ギターやベースなどの楽器に用いられることがある。

【ラッカー塗装のデメリット】

ラッカー塗装で用いられる溶剤は、ゆっくりと揮発を続けている。そのため長い年月をかけて少しずつ硬化するといえる。硬化が進むと表面にひび割れが起きることがある。また、熱や水分に弱いため、テーブルなどに塗装する際には物を置く際に注意が必要となる。

 

UV塗装

UV塗装は、その名の通りUV=紫外線によって硬化・乾燥させる塗装。木だけでなく、金属、紙、プラスチックなどさまざまな素材に使用される。

【UV塗装のメリット】

硬化・乾燥が秒単位で進むため施工がスピーディに済む。表面は透明度が高く光沢があり、高級感のある仕上がりになる。さらに有機溶剤を使用せず、防汚性・抗菌性など表面を清潔に保つ性質もあるため場所を選ばない。

【UV塗装のデメリット】

UV塗装に使われる塗料は流通量が少なく、施工には専用の照射器を使うため、ほかの塗装に比べて高額な傾向にある。また、照射時の「焼きすぎ」や「硬化不良」といった特有のリスクがあるという点がデメリットだ。

 

ウレタン塗装仕上げの家具を自分で修復する場合

ウレタン塗装仕上げの家具を自分で修復する場合

ウレタン塗装仕上げの家具に傷や凹みができてしまった場合、1㎜以下の小さなものなら自分で修復することができる。ネット通販やホームセンターで手に入る道具で作業可能なので、ぜひ試してみてほしい。

 

必要なもの

自分で修復する場合、まずは必要なのは「サンディングシーラー」。木工塗装の仕上げ用に市販されているもので、屋内の木製品や調度品の塗装に用いることができる。

塗装後の表面仕上げには「サンディングペーパー」を用いる。サンディングペーパーはいわゆる紙やすりで、目の細かいものから粗いものまでさまざまなタイプがある。

水研ぎのできる耐水サンディングペーパーだと、表面をより滑らかに仕上げられる。

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修復の方法

①まず、傷になってしまった部分にサイディングシーラーを吹き付ける。3度くらいに分けて塗るときれいに仕上がる。

②1度の塗りにつき15~30分ほどで乾燥するので、完全に乾いたら2度目、3度目を塗る。後で削るため、傷のない表面から1~2mm盛り上がるくらいの厚みでOK。

③サイディングシーラーを塗ったら、サンディングペーパーで表面を滑らかにする。使うのは#500~#1000番台のものがおすすめ。複数の粗さのサンディングペーパーがセットになっている場合は、数字が小さい=目が粗いものから順に使っていく。この時、ボールやバケツに水を用意し、サンディングペーパーを濡らしながら研磨する。研磨するにつれて、表面の削れた部分が粉となり白く濁った水が表面に残るので、不要なタオル等でふき取りながら、徐々に目の粗いものに変えて研磨していく。

④サイディングシーラーを塗っていない部分と同じ厚さになったら、最後に乾拭きして完了。

 

リペア業者に依頼する場合

リペア業者に依頼する場合

ウレタン塗装仕上げの家具で長さ1cm以上の傷、深さ1mm以上の凹みの場合は、無理に自分で修復せずリペア専門業者に依頼した方がきれいに仕上がる。

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業者の選び方

リペア業者を名乗る会社の中には、十分な技術がないまま営業し、仕上がりのクオリティにかかわらず高い料金を請求する業者もある。

その場合、別の業者に再度補修を依頼することになり結果的にコストが二重にかかってしまうこともある。依頼する際は、次の点に注意しながら慎重に選ぶことをおすすめする。

 

自宅の近くの業者

家具の補修作業は、ほとんどの場合自宅への出張作業だ。出張費の他、交通費を実費で請求されることもあるので、あまり遠方の業者よりも自宅近くに拠点を置く業者の方が、費用が安くて済む。

また、作業後にトラブルが発生したときにすぐ駆けつけてもらえる距離だと安心だ。目安として、車で15分圏内に事務所がある業者が望ましい。

 

金額が明瞭な業者

HP等で、傷の大きさ・深さによって価格設定を公開している業者、または現場で傷の状態を確認し「これなら●●円前後でできます」と金額の目安を伝えてくれるリペア業者は信頼できるといえる。

尚、リペアの場合は事前に損傷のサイズがわかる画像を問い合わせやメールから送り、無料で見積りを出してもらえる業者がほとんどである。

 

実績件数が豊富な業者

依頼する際は、該当するリペア作業の実績が豊富な業者を選びたい。慣れている分作業が早いうえに、予想外の事態にも対応しやすいからだ。

依頼する前に、対応してくれる職人の経験年数、または年間の対応件数などを聞いてみるとよいだろう。

 

こんな業者は要注意

金額について、「作業をしてみないとわからない」と濁したり、逆に傷を見てもいないのに「完全に直せます」と断言したりするリペア業者は、そもそも作業量や相場を理解していないため要注意だ。

 

リペアの料金

家具補修の料金には2種類ある。一つは傷の大きさによる価格設定、もう一つは人工(にんく)計算による価格設定だ。

 

傷の大きさによる価格設定

傷の大きさ=作業量によって価格を定めている場合、事例と目安の金額が提示されている。例えば、「木製扉(木目あり)穴補修 35,000円~(作業時間3時間程度)」といった具合だ。実際に作業をしてみて難易度が高かった場合、金額が前後することもある。

 

人工計算による価格設定

人工計算では、一人の職人が1日働いたときの作業費を設定し、そこから半日分、1/4日分などとして費用を計算する。家具補修の職人は平均で1日40,000円程度だ。

 

プロによるウレタン塗装の補修事例

それでは、プロによるウレタン塗装家具の補修事例をいくつかご紹介する。

 

テーブルのひっかき傷

テーブルの天板中央、木目に対して垂直についた大きなひっかき傷。プロの手にかかれば、跡もまったくわからないほどきれいに元通りになった。

テーブルのひっかき傷
テーブルのひっかき傷

カウンター角の凹み

カウンターの角に硬い物を落としてついてしまった凹みも、元の通り。表面の木目や光沢も復元され、凹んだ場所がどこであったのかもわからないほどに修復された。

カウンター角の凹み
カウンター角の凹み

その他、高級家具やスピーカーなども実績が豊富なプロであれば、美しい状態に修復してくれる。下記記事は、高級スピーカーの補修事例である。補修の様子が動画で確認できる為、ご参考にご覧いただきたい。

「高級スピーカー、オーディオの補修について知らないと損する重要のこと」https://repairspace.jp/sprepair

 

まとめ

家具や建具に多く使われるウレタン塗装仕上げ。いつまでも美しく保ちながら使うには、メンテナンスや補修が欠かせない。プロによる補修によって見違えるように生まれ変わった家具を、さらに愛用したくなることだろう。

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【記事監修】  加賀原光太朗

7種類のリペア技法を駆使して5000件以上の実績を持つリペアの達人。クロス職人からリペア業界へ転身。現在は芸能人や大手建設会社など幅広い層の顧客を持ち、業界でもトップクラスのスキルを保有している。日々のリペア活動はこちらより。自らの手法確立後は厚生労働省認可企業として基金訓練を実施、教え子たちの多くがリペア技術を習得し自立。成功者を輩出している。リペア技術を学びたい方はこちらより

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7種類のリペア技法を駆使して5000件以上の実績を持つリペアの達人。クロス職人からリペア業界へ転身。現在は芸能人や大手建設会社など幅広い層の顧客を持ち、業界でもトップクラスのスキルを保有している。日々のリペア活動はこちらより。自らの手法確立後は厚生労働省認可企業として基金訓練を実施、教え子たちの多くがリペア技術を習得し自立。成功者を輩出している。リペア技術を学びたい方はこちらより